工法
構法
高断熱工法
当社の施工する住宅は、新在来木造構法を使用した高気密、高断熱住宅です。
この構法は従来から問題になっていた内部結露を気密化と外壁通気構法を採用することにより解消できる構法です。
また、断熱は、（充填断熱 + 付加断熱）方式を採用しています。
セントラルヒーティングによる全室暖房と２４時間換気により、結露の生じない快適で住み易い生活を得られます。
新在来木造工法
従来の在来軸組工法の欠点は、断熱材を施工しても性能を 100 ％発揮できないことでした。新在来木造構法は断熱材の性能を 100 ％発揮させるために改良して高気密化させた住宅です。
当社では、さらに耐力壁にダイライト又は構造用合板、ＯＳＢなどの面材を使用することによりツーバイフォーと同等の耐震性、耐火性を確保しています。以上のことから当社の施工する家は、旧在来工法の間取りの柔軟性、柱による荷重の支持と面によって構成されるツーバイフォーの強さをあわせ持つことになります。自重、積雪などによる垂直荷重は柱により支持し、地震、風などの水平荷重はダイライト又は構造用合板、ＯＳＢなどの面材により支持します。
これにより、地震、台風に強い安心して住まうことができます。また、外壁通気構法の併用により、壁内部の湿気を効果的に取り除き住宅の耐久性を高め長持ちさせています。
高気密
防湿、気密シートを室内側で隙間なく連続させることにより高気密を実現しています。高気密のメリットとして下記が主にあげられます。
（１）断熱材の性能を 100 ％発揮させる。
（２）空気の出入口を明確にすることにより計画的な換気を行うことができる。
（３）冷たい隙間風がなくなり、生活していて不快にならない。
（４）壁の中に湿気が入り込むのを防止し、壁内結露を防止する。当社では竣工時に気密測定を実施しお客様に性能をお知らせしています。相当隙間面積（ｃｍ 2/ ｍ 2 ）を当社では、 1.0 以下を目標に施工しています。使用する設備、間取り、外壁の形により多少前後しますが、実性能は平均 0.5以下となっています。これは業界でもトップクラスの性能となっています。
相当隙間面積
住宅の気密性能を示す数値。住宅にある隙間（ｃｍ 2 ）を床面積（ｍ 2 ）で割った値。数値が小さいほど気密性能が高い。
高断熱
新省エネルギー基準 ５．０以下
次世代省エネルギー基準 ２．０以下
高断熱（充填断熱 + 付加断熱）
通常の仕様（新省エネルギー基準以上）
基礎…… ｽﾀｲﾙﾌｫｰﾑ 20mm
1F 床……高性能 ｸﾞﾗｽｰﾙ 16K 150mm
（高性能ｸﾞﾗｽｰﾙは普通の住宅用ｸﾞﾗｽｳｰﾙ 24k と同等の断熱性を持つｸﾞﾗｽｳｰﾙのことです）
1F 天井（ 2F 床部分）…ﾌﾞﾛｰｲﾝｸﾞ 18K 200mm
2F 天井…ﾌﾞﾛｰｲﾝｸﾞ 18K 250mm
壁……高性能ｸﾞﾗｽｳｰﾙ 16k 100mm + 付加断熱 ネオマフォーム 30 ｍｍお客様のご希望により次世代省エネルギー基準対応にできます。ご相談ください。当社では断熱材を外回りの壁だけでなく、間仕切り（外気に接しない壁）にも高性能グラスウールを充填しています。 グラスウールの高い吸音性により外の騒音だけでなく、隣の部屋の音も気にならずプライバシーを守ることができます。
※付加断熱のメリットとして、内部と外部の断熱材の継ぎ目が変わることにより、断熱欠損（断熱材の弱点）をお互いにカバーできます
高気密、高断熱のメリット
（１） 隙間風が無い。何よりとても暖かい家です。（２） 室内の温度差がなくなる為、結露がほとんどなくなります。（換気の併用）（３） 気密が高いことにより空気の出入り口を明確にできるので 24 時間換気システムを導入できます。（４） 暖房、冷房効率をよくできるため省エネになります（５） 室内の熱が天井裏へ逃げづらいため、小屋裏結露、すがもりが起きません。（６） 防音性が向上します。
24 時間計画換気システム
人が生活していると、 CO2 と水蒸気に加え食べ物、ペットなどの匂いが発生しています。またホルムアルデヒドや VOC( 揮発性有機化合物 ) などがほんの微量ですが建物内の天井、壁や家具、各種電気機器、書籍、衣類、食品、化粧品などから発生しています。もちろん当社では JAS の F ☆☆☆☆の材料を使用して極力発生を抑えていますが、材料の建材に含まれている以上限界があります。そこで、汚染された空気を確実に室外へ排出するために 24 時間計画換気システムを使用しています。1 時間当たり 0.5 回以上の換気をおこなうことにより、常に室内の汚染された空気を排出し、新鮮な空気を室内に取り込むことにより、カビ、結露、シックハウスなどの発生を防止して快適な生活環境を保ちます。
また、室内の結露を押えることができます。
外壁通気構法
外壁通気構法
壁の中に空気の通り道を作り、壁を呼吸させる構法です。
快適さを保ちながら、高断熱構造の内部結露という欠点を解消。また、漏水を大幅に低減し住宅を長持ちさせます。効果として、夏は日射により加熱した壁の中の熱気を屋外へ排出して断熱材の負担を低減し、室内の温度の上昇を抑えエアコンの冷房効率を高めます。冬には様々な原因により発生した壁の中の湿気を屋外へ排出し、内部結露を抑制し建物の耐久性を向上させます。当社では、耐久性を考え通気下地は全て防腐処理して使用しています。（写真参考）
セントラルヒーティング
主に一台のボイラーで家中の暖房をする暖房システムのことです。
全室を連続暖房し快適な生活環境を生み出し、結露、カビの発生を防止します。
高気密、高断熱住宅では室内の熱を逃がさず保温し、外の寒さをシャットアウトする構造により家全体が暖かさを保つことができるようになっているため、一度温まった室内は少ないエネルギーで暖房することが可能です。輻射熱と自然対流によりクリーンで安全な暖房方式の温水パネルヒーター、床暖を基本として快適な住環境を提供しています。
お客様の希望により反射式の FF ストーブを設置することも可能です。
工事種目
新築住宅、増築を始め様々なリフォームを行っています。